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【簡単解説】葉酸 効能・副作用・研究に基づく効果的な摂取方法

 
【簡単解説】葉酸 効能・副作用・研究に基づく効果的な摂取方法

~ 葉酸の特徴と効果 ~
体内のあらゆる反応機能に作用する、水溶性のビタミンである葉酸。別名ビタミンM・造血のビタミンとも言われ、赤血球の生成タンパク質の代謝促進などの役割を持つ。

その主な体内での働きは、体内酵素との反応による神経機能維持・心臓病・脳卒中の予防肺がん・直腸がん・子宮頸がんなどの抗がん作用など、体内の酵素等が関連するあらゆる効果が期待される。また核酸のDNA合成を支えるなど、体細胞の分裂にも欠かせないが、室温での保管ができないなど、もろい側面も持つ成分である。

特に子宮頸がんのリスクに関するアラバマ大学での研究では、喫煙・ヒトパピローマウイルス感染・避妊薬の使用(ピル等)・出産などにより左右されるリスクが、葉酸の投与により約20%~50%軽減した結果が報告されている。

さらに幼児に危惧される脳や脊髄の先天異常を予防する働きがあるため、本来妊娠を控えている女性達にとってこの葉酸は有効だと考えられ、日々積極的に摂取するべきだとアメリカ政府も発表している。

しかしあまりその有効性は有名ではないため、多くの女性たちが十分な葉酸の摂取が行えていない。厚生労働省は、神経管閉鎖障害の発症リスク低減を目的として、妊娠1カ月前から葉酸のサプリメントからの補給を推奨しているほどである。

特に懐妊から妊娠初期にかけて葉酸を積極的に所定量摂取した妊婦の方の赤ちゃんには、脊椎披裂のような神経管欠損を顕著に回避できた記録も残っている。

細胞増殖の機会が私たち聖人より多い胎児にとって、正常に発育するために重要なビタミンであると考えられ、特に妊娠中の女性や乳幼児期には欠乏しないような配慮が必要である。

またアルコール・タバコ・解熱鎮痛剤・経口避妊薬・エストロゲンなどの要素・ホルモンによっても必要な摂取量が増え、現在の社会では葉酸の欠乏者は少なくないと考えられている。この葉酸が不足している場合、体内の抗体もまた不足していると考えるべきだろう。

葉酸の副作用は本来は無いとされるが、一部では直腸ガス(おなら)によるお腹のハリ・睡眠障害・精神不安定などの研究報告も上がっている。また亜鉛の吸収阻害などの危険も報告されているため、後述の副作用・注意点も是非ご一読頂きたい。

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葉酸の効能と体内での働き

  • ホモシステインの血中値の減少による心臓病リスク低下
  • 異常出産の予防
  • 母乳量の増加
  • 体細胞分裂の促進
  • 神経機能維持・心臓病・脳卒中の予防
  • 肺がん・直腸がん・子宮頸がんなどの抗がん作用
  • 赤血球生成・タンパク質代謝促進
  • 核酸のDNA合成サポート
  • 健康的な皮膚の生成
  • 口内炎の予防
  • しみの消失(1000mcg~5000mcg/dayの短期間摂取に報告あり)
  • 鎮痛剤としての効果
  • 疲労時の食欲増進

葉酸の吸収を促進する他成分

  • ビタミンB12(共に働く)

欠乏症による問題点

  • 栄養性赤血球性貧血
  • その他、前述の幼児期における成長不全

葉酸が減少する可能性・要素

  • ビタミンCの過剰摂取
  • 熱・光
  • 食品の加工工程
  • 食品の保存・調理工程
  • アルコール・タバコ
  • 解熱鎮痛剤・経口避妊薬
  • エストロゲン・制酸剤
  • メトトレキセートなどの関節炎治療薬
  • 抗けいれん薬
  • 感染症治療薬

葉酸に報告されている副作用・危険性

  • フェイトニン(抗てんかん薬)との併用による痙攣
  • 直腸ガス(おなら)によるお腹のハリ・睡眠障害・いらいら
  • ビタミンB12の欠乏による貧血の拡大
  • 亜鉛の吸収阻害による、皮膚炎・胃腸障害
  • ※過剰摂取に関しては、確定的に良いものではありません
    ※確定的に危惧されるものではありません

葉酸を多く含有する食品

  • うずら豆
  • 白いんげん豆
  • アスパラガス
  • ほうれんそう
  • 人参
  • 牛レバー
  • アボカド
  • ライ麦全粒粉
  • ブロッコリー
  • オクラ
  • 芽キャベツ

葉酸の摂取目安・所要量

  • 日本人所要量:200ug
  • サプリとしての一般的な推奨量:400mcg~5000mcg/day
  • RDA・RDI(共に成人):180ug~200ug(妊娠中:360~400ug~1.6mg 授乳期(最初半年):280ug 授乳期(後半半年):260ug
  • ※所要量:特定の年齢や男女集団の97.5%(平均必要量+標準偏差の2倍)の必要量を満たすのに充分な摂取量

※RDA(Recommended dietary allowance):一日当たりの食事摂取基準であり、飽食時代に合わせて生活習慣病に対応する形で修正された、新しい摂取基準
※RDI(Recommended dietary intake):アメリカにおける推奨摂取量であり、健常者のほぼ全ての人において1日の必要量を満たすと推定される量

各情報は全て各種論文・研究機関の発表に基づくものであり、確実性を担保するものではありません。

 

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