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      2017/08/21

【簡単解説】ビタミンK 効能・副作用・研究に基づく効果的な摂取方法

 
【簡単解説】ビタミンK 効能・副作用・研究に基づく効果的な摂取方法

~ ビタミンKの特徴と効果 ~

ビタミンKの主な作用は血液凝固促進作用骨の形成(カルシウムに対する補完作用)であり、血液を凝固させる化学物質の一つであるプロトロンビンの形成に不可欠とされる。(血液の凝固には血液中に含まれるプイブリノーゲンがフイプリンという固体に変化するが、その際に必要なトロンビン酵素の前駆体生成に不可欠)

ビタミンKは、脂肪とともに摂取しないと吸収されないため、少量の脂肪を含む食品との摂取が必要。ただし必要量はごく微量のため、通常の食事でも量は確保可能。そのためサプリメントでの補給は、一般的に不要と考えられている(そのため普通のマルチ・ビタミンには含有されていない)

そして必要量の約半分は成人の場合、腸内細菌が合成してくれる。またビタミンKは脂溶性であり、ビタミンKには三種あり、K1とK2は腸内菌によって作成され、K3は人工的に合成されたものである。尚、合成のビタミンKを500mg以上摂ることは非推奨。

ただ乳児の場合はビタミンK生成腸内細菌がおらず、母乳からの摂取では不足しやすいため、新生児は出産後のビタミンK投与が行われる。そうでない場合、頭蓋内出血や消化管等からの出血「新生児メレナ」の発症が危惧される。

ビタミンKの欠乏症の症状には鼻血などが挙げられるため、ビタミンK不足を疑う必要もある。また過剰摂取に関しては、心臓発作や脳卒中予防を目的とした抗凝血薬(血液が体内で凝固しないようにする薬)を服用中の方々は、葉野菜(ビタミンKを豊富に含む野菜)の制限が推奨されることが多い。つまり抗凝固薬を飲んでいる場合には、ビタミンKが逆の働きをする可能性がある。

ただしウイスコンシン大学マデイソン校栄養科学部長のジョン・W・サッテイ教授によると、間違った見解だと考えられている。理由として抗凝血薬は治癒に必要な血液凝固機能を保ちつつ、心臓発作の原因となる凝血だけを防止する目的で行われているため、用量には個人差があるため。

そして抗凝血薬は毎日一定量を摂取するため、丁度良いバランスを摂取するには毎日定量のビタミンKをとることは大事であり、ビタミンKを禁止する必要がないとしている。

尚、消化器病(嚢胞性線維症等)を煩う方には、ビタミンKの摂取が一部研究で推奨されている。

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ビタミンKの効能と体内での働き

  • 内出血と破れた血管などからの体内出血予防
  • 月経時の多量出血減少
  • 血液凝固促進
  • 骨の形成
  • カルシウムの骨沈着に必要なたんばく質合成
  • カルシウムの骨沈着に必要なたんばく質の活性化
  • カルシウム流出の抑制(骨粗しよう症の治療薬として使用される)

欠乏症による問題点

  • スプルー(脂肪性下病、脂肪便症)
  • 大腸炎
  • 腹部の疾病
  • ひどい下病
  • 広範囲の抗生物質の定期投与

ビタミンKが減少する可能性

  • アスピリン
  • 大気汚染
  • 鉱油
  • 放射線
  • 冷凍食品
  • ビタミンEの過剰摂取

ビタミンKに報告されている副作用・危険性

  • 過剰症の報告なし
  • ※確定的に危惧されるものではありません

ビタミンKを多く含有する食品

  • カリフラワー
  • ブロッコリー
  • ほうれんそう
  • ケール
  • その他緑色葉野菜
  • 納豆
  • ヨーグルト
  • アルファルファ
  • 卵黄
  • 紅花油
  • 大豆油
  • 魚肝油
  • 海藻

ビタミンKの所要量:80mg

  • 成人男性18~69歲:65mg 70歳以上55mg
  • 成人女性18~69歳:55mg 7O歳以上50mg

※日本人所要量
※RDA(Recommended dietary allowance):一日当たりの食事摂取基準であり、飽食時代に合わせて生活習慣病に対応する形で修正された、新しい摂取基準
※RDI(Recommended dietary intake):アメリカにおける推奨摂取量であり、健常者のほぼ全ての人において1日の必要量を満たすと推定される量

各情報は全て各種論文・研究機関の発表に基づくものであり、確実性を担保するものではありません。

 

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